
最近の通勤電車は、時間帯によってはガラ空きです。空いている席を見渡すと、なんだか一瞬「?」と感じる椅子がありました。それは優先席でした。
試しに腰をかけてみると、全然お尻が落ち着かないのです。
それは何故だろうと考えると、
まず「奥行きがない!」 そして「お尻の位置が高い!」のです。
窓ガラスに貼られた説明書きには「立ち座りしやすい座席」と書かれていました。確かに奥行きがあると、ゆったりと楽に座れる反面、いざ立ち上がる際にはどっぷり入ったお尻を一旦前に出してこないとなりませんね!
体への負担が少ないようにと設計された椅子で、効率よく動けるようになっています。昔、松葉杖をついた友人が「座ると立てなくなるから」と言って座らなかったことを思い出しました。
別の切り口から考えると、「時間ぴったりに走る東京の電車ならではだな」とちょっとひねくれた印象を持ちました。ド田舎の電車なら、電車が止まってから動き出す人もいるわけで、車内の様子を見て、下りる人がいたら若干の時間の遅れもあったりします。
効率よく立ち上がれるような椅子なのだから、「時間通りに動いてくださいね」と言われているようで、逆にプレッシャーに感じたりするかもしれませんね(笑) 座ったことがある方は、ぜひ、感想をお聞かせくださいね。